新しいオフィスを契約したのなら。ポスター制作のお話。

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2022/09/28

今年のはじめのこと。

仲間が増えた私たちのオフィスには一同に介して全社会を行えるスペースが無かった。北参道駅を出てすぐの Starbucksでアイスコーヒーを手に入れたのなら、隣にあるファミリーマートの脇からオフィスビルへ入館し、エレベーターで 8階へ。

そう、そこが私たちの新しいオフィス。窓が大きく光がよく差し込む。明治神宮を上から見ることも可能なほどにひらけた爽快な眺めで、条件が揃えば遠くに富士山を望むこともできる。

だがしかし何かが足りない。アートだ。彩りだ。

ということで私は早速デザイナーメンバーにメッセし Meetに集合。制作プロジェクト始動を伝えた。メンバーの第一声「制作テーマは?」の質問の回答はシンプルに「WEDを現すデザインを作ろう。」。

まるで宇宙船のようにシンプルで白を基調としている空間だが、宇宙飛行士たちも気分を上げるために好みのアートコンテンツを持って飛び立つだろう。ここは自分たちの船なんだ、とマーキングするかのように。

一同に介したデザインチーム。当時のメンバーは 3名で、その内まず私は入社 1年半。1名は入社 2ヶ月。もう1名はインターン 0日、入社前のメンバー。うん、見方を変えれば「 “WEDを現す” とは。」を考えるにはこれ以上ない機会って話だ。

さて制作に話を戻すと、WEDらしさの象徴と言えば?それは私たちの Valueと Philosophyだ。

Valueは3つ。

「世界観ファースト。」

「新しい発見をし続けよう。」

「一人ではできないことをしよう。」

Philosophyは、

「あたりまえを超える。」

制作は Valueは 1人ずつ、Philosophyは合作という形で進めることに。

チームメンバーは各々の得意領域を持っていて。それぞれの制作スタイル、嗜好がユニークだからそれを活かしての制作をしたかった。無闇に方向性を決めてロジカルな物作りをするよりは、各々の持ち味を出して制作した方が良いものが生まれるはず。これがこのプロジェクトで一番大事にしたかったこと。「会社の Valueや Philosophyを表現したモノを作ろう。」となると、どうしてもロジックを無理に組み上げて意味合いを求めてしまいそうなもので。ただ原体験を思い出せば、これはあくまで「オフィスを彩るアート」を作りたい思いで動き出したことであって、そもそも作品として良いと感じれることが重要だ。

それに、作っている時間よりも作った後の時間の方が長い付き合いになるのだから、意味付けをし過ぎて制作してはきっとすぐに飽きてしまう。飾った後に余韻を感じれる余剰を残しておきたいものだ。

そして生まれた作品がこちら。

「世界観ファースト。」

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「新しい発見をし続けよう。」

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「一人ではできないことをしよう。」

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「あたりまえを超える。」

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ジェネラティブアートを得意とするメンバー、イラストレーションを得意とするメンバー、グラフィカルな表現を得意とするメンバーそれぞれの違いが現れた作品たちに仕上がった。作品の意図はそれぞれあるけれど、それ以上に見た人に想像をさせる、刺激を受け取ることのできる作品たち。社内メンバーも時折オフィスでぼーっとポスターを眺めていたり、今では、面談や会議で来社された方にもこれらを紹介している風景が生まれた。

WEDのオフィスに遊びに来られた際はぜひこの作品たちを眺めて行ってください。

その時には新しい作品たちも増えているかも?

おまけ。

Valueと Philosophyだけでは飽き足らず。まだオフィスにスペースが余っていたから、各自、WEDロゴをモチーフに用いたポスター作品も制作。こちらにも各々の “好き” が垣間見られてとても楽しい。

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Sho Kameya

Story & Design Team